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中古車査定士試験落ちた理由は?不合格の原因や過去問を使った勉強法などをご紹介!

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くるま
査定基準の本

この記事では中古車査定士の試験についてまとめてみました。

某地方で、中古車査定士技能コンクールにて優勝経験のある元査定士が、これから中古車査定士試験を受ける人や落ちた人向けに、査定のコツや勉強方法を過去問を掲載していますので、合格へのお手伝いができれば幸いです!

記事を最後まで読んでいただければ合格への道が見えるはずです!

中古車査定士試験に落ちたよくある原因

所属していた会社で中古車査定試験に落ちた人の実際に聞いた理由や、Xなどに投稿されている感想をまとめてみました。

理由その1:勉強不足

落ちた理由として、十分に勉強時間を確保できなかった、教材を理解しきれていなかったなどの声がありました。

過去問を渡して次回の社内研修時に、答え合わせをしても問題をすべてやっていない人がいました。

その人はやっぱり試験に落ちていました。

理由その2:試験の難易度が想像より高かった

試験範囲が広く、専門的な知識や最新の法令に関する理解が求められるため、予想以上に難しかったという声があります。

特に法規や税制に関する問題は勉強不足な方にはかなり苦戦する問題です。

すべて独学で勉強する場合、専門用語や法律用語などが出てくるためそこで挫折してしまう人もいるようです。

整備士の資格を持っている人には共通する知識ですので営業マンよりも有利です。

理由その3:緊張や焦りによるミス

試験当日の緊張や時間配分のミスで、本来の実力を発揮できなかったという方がいます。

メンタル面の準備も重要であると感じたとのことです。

何度か、実際の試験の時間で問題を解く練習をしておくと安心です。

たまにルート機能付きの電卓を持ってくるのを忘れたという人もいます。

中古車査定士の試験に合格するために有効な勉強方法

中古車査定士の試験には学科試験と、実技試験があります。

また、各都道府県の査定協会で研修を講習がありますので頑張って寝ずに受けていれば合格することができます。

計算問題もありますが、大半は暗記する問題ですので一日5分、10分と決めてコツコツとやっていきましょう。

学科の勉強:過去問題の解答練習

過去問題集の活用:過去の試験問題を解くことで、出題傾向を把握できます。

私が数種類の過去問を見た経験でいくとかなりの回数で同じ問題が出ています。穴埋めの場所が違うとか、言い方が少し違うとかです。

解答の解説を読む:間違えた問題や曖昧な理解の問題は、解説をしっかり読み、なぜその答えになるのかを理解しましょう。

査定の分野は中古車部門の人へ、自動車関連の法律などは整備士の資格を持っている人へ聞きましょう!

繰り返し練習:何度も過去問題を解くことで知識を定着させます。

一日10分でもいいので毎日取り組みましょう!

重要な法令・規則の理解

関連法規の習得:自動車関連の法律(道路運送車両法、自動車重量税、環境関連法規など)を重点的に学習します。

改正点の確認:法律や規則は改正されることがあるため、最新の情報を確認しましょう。

専門用語と技術知識の習得

部品名称の暗記:自動車の各部品の名称や機能を覚えます。

テキストを全て丸暗記しようとすると高確率で挫折してしまいますので、過去問をもとに暗記すべき箇所を絞っていきます

査定基準の理解:中古車査定基準を詳細に理解し、適切な査定ができる知識を身につけます。

合格後の実務に非常に役に立ちますのでここでしっかり基礎を固めてください。

学科試験の問題例

 ○・×の問題です。

  • この制度は、自動車販売事業者のすべてに適用される
  • 査定を行うものとは、査定協会と査定業務実施店である
  • 査定業務実施店は査定に際し、自社で定めた中古自動車査定基準に基づき査定士に査定を行わせる
  • 小型車査定士は、最大積載量4.5t未満の貨物車の査定を行うことができる。(ただし、運転免許の範囲内)
  • 外装・内装は無傷であること
  • 走行キロ数は1,000km/月であること
  • タイヤの残り溝は5mm以上であること
  • エンジン・足回り関係は走行に支障なく良好であること
  • 車検残は6ヶ月以内であること
  • 国産乗用車系のクラス区分は、特C~Ⅳ及び軽の8区分である
  • 年もの相応係数は、電装関係には適用しない
  • 実費減点は、実費見積額の80%相当とする

大体こんな感じの問題です。

査定士の試験の講習に行った時にもらえる冊子に必ず記載されているものですので、しっかり調べて付箋を貼ったりして覚えましょう!

今後の業務でも覚えておくと役に立つことばかりなので、ここでしっかり身につけておいてください。

実際の査定するときにも必要な知識です。

実技試験

机上査定を行います。

実技と言っても実車で査定するのではなく、査定しようとしている車の状態が書いてある用紙を見てカーチェックシートに記載していくというものです。

ルート計算あるのでルート機能のある電卓忘れないように!

毎回、一人は忘れてくる人がいるようです!

実技試験の問題例

配られたテスト用紙に、車検証があってそれをもとにカーチェックシートに記載していきます。

  • この車は国産乗用車で、クラス区分はIVクラスとする。
  • 室内はルームクリーニングを必要とする汚れはあるが、ほかに減点する箇所はなかった。
  • フロントガラスに飛び石による小傷2個ある。
  • 右フロントドアにカーチェックシートサイズ未満、カードサイズ以上の線キズがある。
  • バックドアに交換跡がある

以上のような条件が出されるのでこれをもとに査定書に記入していきます。

査定基準などの注意点

新しい機能の車が出たりすると、基準が変更になったりします。

また、査定基準の本を先輩からもらったりすると古いままの内容だったりするので必ず最新のものかどうか確認しましょう!

査定協会からのお知らせのページを記載しておきます。

変更点がないか必ずチェックしましょう。

中古自動車査定士の種類と試験の内容

すでに一度受験した方は知っている内容ですが、初めて受験する方に中古車査定士について説明をします。

1.査定士の種類

【小型車査定士と大型車査定士】の二種類あります。

資格はそれぞれ別で行われ、中古車査定試験(技能検定試験)で合格した人に与えられます。

2.受験者の資格

協会所定の3日間の研修、又はeラーニングを修了

初めて試験を受ける方は、査定協会が行う研修に参加したほうがより理解ができます。

3.技能検定試験の内容

学科試験の内容

項目を見るととんでもなく難しそうですが、原付の試験より簡単です!

(a) 中古自動車査定制度
(b) 中古自動車査定基準、同細則及び加減点基準
(c) 自動車の構造、機能及び取扱い
(d) 保安基準、その他自動車に関する法規
(e) その他査定に関する事項

実技試験の内容

●査定の実技(机上)

実車をみて査定するわけではないので安心してください。

4.技能検定試験の実施方法

(1) 技能検定は原則として小型車が年に2回、大型車が年に1回、全国同時に、種類別で、各都道府県の協会支所ごとに実施しています。

(2) 実施日時及び細かな手続きは、その都度公示されます。

受験するためには自動車免許が必須です。(持ってなくて受ける人いませんよね?)

  • 自動車免許保有していること
  • 自動車の販売か整備の経験が半年以上
  • 査定協会の研修を修了していること

詳しくは各都道府県の査定協会のHPをご覧ください。

中古車査定試験に合格したらグレード検索サイトを活用しましょう!

査定時にグレードが分からない場合があります。

その時は各メーカーのグレード検索サイトを活用しましょう

査定に便利なグッズ紹介

私が、実際にお客様の査定をするうえで便利だったグッズをご紹介します。

ライトなんかなくても査定できるといってる人もいましたが、いい加減な査定をしている人でした。

便利グッズその1:LEDライト

室内駐車場、天気が悪い時、夕方、夜間など十分な明るさがない場所での査定は細かなキズや凹みを見落とす原因となります。

明るい場所でも、車内やエンジンルーム内など影になる場所もありますので、晴れていてもライトは必要になります。

購入するときの注意点があります!

明るすぎるライトは逆に塗装の状態とか見えなくなってしまいますので注意してください!

LEDの球は一個のものがおすすめです。

便利グッズその2:小型のミラー

車の底の部分など、覗き込んでも見にくい場所を点検する際に必要になります。

事故などで修復した後の車には交換したパーツが綺麗に塗装されていますが、パーツの裏側まで新車時の状態を再現している場合は少ないです。

ですので、交換したパーツや骨格部位の裏側の塗装状態を見るときに役立ちます。

ミラーがあるだけで修復歴を見つけやすくなるため、あると非常に便利です。

便利グッズその3:デプスゲージ

タイヤの残り溝を測るのに便利なグッズです。

タイヤの残り溝で加点、減点が変わりますので正確に測れるデプスゲージがあると便利です。

\ 必要な物があれば購入しておきましょう /

中古車査定士の試験に合格するためのまとめ

  • 過去問題・練習問題は必ずやる。
  • 難しい問題ではないが、専門用語が多いためなめてると落ちる。
  • 1日10分、少しづつでも勉強すれば必ず受かる試験。
  • 基礎知識は現場で役に立つ。

少しでもこの記事が合格への役に立てれば幸いです。

中古車査定試験に合格して、よい自動車業界ライフを送りましょう!!

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